旅行から帰るとデジカメ写真とGPSロガーを組み合わせて,
写真を地図上にマッピングさせるのが楽しみ。
ただ,地図へのマッピングは,GPSの時刻と撮影時刻でマッチングするため,
デジカメの時計がずれていると,マッピングされる位置もズレる。
そもそもGPSもそんなに高精度ではないし,数秒のズレならどうでもいいですが,
やっぱちょい気になるので,以下の方法で調整します。
使用機材は,
・カメラ Olympus:E-410
・GPSロガー Sony:GPS-CS1KSP
・「F6Exif」(EXIF編集ソフト)
・「GPS Image Tracker」(GPSロガー付属ソフト)
▼ 撮影後のデジカメ写真の処理
1.デジカメで正確な時計を撮影する。
撮影前にデジカメの時計を合わせることができればいいけど,
たいてい忘れているので,撮影後に正確な時計,
電波時計とか,ビデオの時計とかを撮影する。(秒まで写るように)
2.写真の撮影日時を調整する。
1で撮影した写真の撮影日時(EXIF)と写真に写っている時刻を比較し,
撮影日時の調整値を計算する。
※ 撮影日時を -5秒 など
「F6Exif」などEXIF情報を調整できるソフトで調整する。
「F6Exif」の場合,「ツール - 撮影日時一括更新」で
計算した差分を加算/減算して,EXIF情報を修正する。
※ ファイル変更日時は,GPS情報を書き込む時に更新されてしまうので,
ここでは更新しても,しなくてもいい。
3.「GPS Image Tracker」(GPS付属ソフト)でGPS情報を写真に埋め込む
GPSロガーをパソコンに接続する。
「GPS Image Tracker」を起動し,ログを取り込む。
4.再度「F6Exif」の撮影日時一括更新で,
(差分は入力せず)ファイル更新日時のみチェックする。
これで,撮影日時が正確になり,GPS情報も埋め込まれた写真になりました。
4.はなくてもいいですが,エクスプローラの変更日時でソートできると便利なので。
これはもちろん,JPG画像のみで有効。
デジイチのRAWファイルの撮影日時は変更できないので,
1で撮った写真をそのまま残して置くか,調整値を記録しておく必要がある。
ファイル更新日時と撮影時刻を一致させる機能は,
RAWファイルを現像したJPGファイルの変更日時を合わせる時にも使える。