きまブログ

2022-12から再開しました。

「人月の神話」読了しました。

人月の神話を読了しましたので、その感想などを。。

人月の神話

人月の神話


まず、20年読まれ続けてきた「バイブル」であるため、古い話です。
初版は1975年で、1964年ごろに経験したことをベースに書かれています。
この本は、20周年記念版なので、1995年初版ですが内容は同じです。(訳本は1996年)


コンピュータの歴史そのものについて、ある程度知識がないと難しいので、
まずOS/360 - Wikipediaまわりを読んでみるといいかも。。


正直いって、(ボクにとっては)非常に難解です。
もちろん、理解できるところも多くあり、
「とても有用なことを示唆している」のですが、文体は「エッセイ」なので、
"たとえ"などが機知にとんでいて、ボクでは意味がわからないところも多数あり。。orz


ボクとしては「外科手術チーム」の話が面白かった。


また修行を積んで、リトライしようかと思います。

構成について

この本は、以下のような構成になっています。

chap1-15 1975年に出版されたオリジナルな「人月の神話」
chap16 1986年の論文「銀の弾はない」
chap17 1995年の論文「銀の弾はない - 再発射」
chap18 オリジナル「人月の神話」のまとめ。(新しい注釈あり)
chap19 1975年から20年経過しての「ふりかえり」

構成についての詳細は、序文にも書かれています。

補足資料

構成なども含めて、Wikipediaの以下のエントリーは参考(まとめ)になりました。

  1. wikipedia:OS/360
  2. wikipedia:人月の神話
  3. wikipedia:銀の弾などない (再発射も含む)
  4. wikipedia:ブルックスの法則
読む順番

基本的には、最初から順番に読みますが、1章ずつ、読み終えたら、
wikipediaの該当部分と、chap18のまとめの該当箇所を読むと、
より理解が深まるのではないかと思います。
基本的に、 wikipedia頼み。。


また本の末尾「注釈」と「訳者あとがき」の間に「訳語について」という記載があります。
アーキテクト(アーキテクチャ)といった、言葉の意味について書いてありますので、
必要に応じて読むのがいいかと。

その他。。

・重いです - 内容もですが。。リアルな本の重さ(涙)。。文庫本にして欲しいです。。
・読書期間:2012-06-24/07-28(35days) - 主に通勤時間で読む。
・次に読む本:「人月の神話」chap19でオススメしている「ピープルウェア」

ピープルウエア 第2版 ? ヤル気こそプロジェクト成功の鍵

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