※この記事は、2009.1.10に、別ブログに書いた記事をこのブログに統合したものです。(2023.3.4sat)
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福岡先生の前作「生物と無生物のあいだ」が、とても面白かったんで、読んでみました。
組み立ては前作と同じく著者の経験などを交えながら、
男が男になる仕組み。女が女になる仕組みを解説。
前作を読んだ時にも書きましたが、
僕は,学校で特に生物を学んでいないせいもあり、
高校生物レベルの基礎知識がないため、
知らないことが多く
スローリーダーの僕でも数日で読めてしまう面白さでした。
生物では女がデフォルト。男はカスタマイズされたもの。
だから、女の方が病気、ストレスなどに強い。
最近はなんとなく意味が変わってきてしまったと言われる 「一姫二太郎」というのは、 第一子は女の子の方が,病気になりにくいので育てやすいから。なんですが、 これも「女がデフォルト」ということが反映されているんですね。
本書を読むと、別の意味でも「やっぱり,一姫二太郎」だなぁ... と男の僕としては,あらためてガッカリしちゃうんですけど。
本書の中の一節に、
「Whyには答えられないが,Howには答えられる。」
というのがありました。
なるほど。といった感じです。是非おすすめの一冊です。