きまブログ

2022-12から再開しました。

「ズートピア」を見て、元気をもらう。

※この記事は、2018.7.8に、別ブログに書いた記事をこのブログに統合したものです。(2023.2.4sat)

先日、テレビで放送していた「ズートピア」を母が録画していたので見てみました。
(途中、若干ネタバレがありますので、ご注意ください。)

作中に、こんなセリフがありました。

「世界をよりよい場所にする。」

という主人公・ウサギのジュディのセリフ。何回か出てきます。

  • 世界をよりよい場所にするの!
  • 世界をよりよい場所にする準備はできてる?

(たぶん、英語では、make the world a better place のはず。)

僕が、この言葉を知ったのは、10年以上前。梅田望夫さんの本だと思います。
「ウェブ時代5つの定理」表紙に「make the world a better place」とあります。
これは、シリコンバレーのスタートアップのモットーみたいなモノであり、ミッションで、
彼らの根幹にあるものなのだと思います。

この言葉はグーグル創業者の発明ではなく、
シリコンバレーや米国のIT産業ではとてもカジュアルに使われる言葉なのです。

ウェブ時代5つの定理(文庫版)
p.72

そして、その中でも、いちばん心に響いたのは、

「より良い世界にするためにここに来たのに、 私は逆に壊してしまった」

というセリフ。

面白いモノや、便利なモノを作って、世界とはまではいかないけれど、
周りにいる人をラクにしたり、喜んだりして欲しいだけなのに。
なかなかうまくいかない。
逆効果になってしまうことがよくあります。

TPOに合っていないことをしていることもあるし、
自分が至らないことも多いけど。。

作中、ウサギのジュディは、
子供の頃に意見の違いで喧嘩した相手から、(偶然)ヒントももらい、
途中、”落ち込んだりもしたけれど”、
キツネのニックと協力して事件を解決します。

現実の社会では、
自分が一番大切にしたいことを通すこと。は、とても大変なことです。
ほとんどが妥協しなければいけないことだから。

その中で「make the world a better place」というミッションは、
意識して忘れないようにしないと、自分でも気が付かないうちに、
別の何かにすり替えられてしまう。(手段が目的に。。)

ズートピア」には、40代のオジサンが"子供の見るアニメ"とは
割り切れない何かがあるのだと感じました。

ちょっと、元気がもらえます。